神奈川県厚木市を拠点に、ガス工事・エアコン工事を行っている國分住設株式会社です。
アパートやマンションの修繕を検討する際に、「見積書にある『SGP管』や『PE管』といった種類の違いは何なのか」「築年数が古い物件の埋設ガス管は、このまま使い続けても安全なのか」と、疑問や不安を抱くことはありませんか?
実は、ガス管には設置環境や用途に合わせて厳密な使い分けがあり、正しい種類(ポリエチレン管や白ガス管など)を選定することが、将来的なガス漏れ事故を防ぎ、長期的な修繕コストを抑えるための最短ルートなのです。
この記事では、プロの視点から「場所ごとの適切なガス管の種類」や「規格・サイズの見方」、そして安易なDIYに潜む危険性について分かりやすく解説します。物件の資産価値を守りたいアパートオーナー様や、安全確実なガス工事を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
■場所別!ガス配管の材質と種類

アパートやマンションのガス工事では、設置場所の環境に応じて厳密に配管の種類を使い分けています。土の中、建物の外壁、室内のキッチン周りなど、それぞれ「腐食のしやすさ」や「求められる強度」が全く異なるからです。適切な材質を選定することは、ガス漏れ事故を防ぎ、物件の資産価値を維持するために欠かせません。
・埋設に強いポリエチレン管
現在、敷地内の地中に埋める「埋設」工事で主流となっているのがポリエチレン管(PE管)です。鮮やかな黄色が特徴で、プラスチック樹脂のような見た目をしています。かつて主流だった鉄製の管(白ガス管)は、土中の水分で徐々に腐食し、ガス漏れの原因となることがありました。対してポリエチレン管は、優れた耐食性を持ち、錆びる心配がありません。また、柔軟性があるため、地震などの地盤変動でも折れにくく、高い安全性を確保できます。
・屋内はSGP管や白ガス管
建物の外壁に沿って立ち上げる配管や、屋内の天井裏・床下を通す配管には、一般的に「SGP管」と呼ばれる配管用炭素鋼鋼管が使われます。これは通称「白ガス管(白管)」とも呼ばれ、鉄の表面に亜鉛めっき処理を施すことで錆びにくく加工されたものです。強度があり、衝撃に強いため、露出部分の配管として信頼性の高い材質です。
・給湯器接続は金属フレキ管
給湯器やガスコンロなどのガス機器と、壁から出ているガス栓を接続する短い区間には、「金属可とう管(強化ガスホース)」や「フレキ管」が用いられます。「可とう」とは「曲げることができる」という意味です。ステンレス鋼などの金属素材でありながら、ジャバラ状の構造により自由に曲げられるため、狭いスペースでの施工や、機器の入れ替え工事に非常に適しています。地震の揺れを吸収する効果もあり、ガス器具への負荷を軽減する役割も果たしています。
■サイズ表と規格の確認方法

ガス管には様々な太さがあり、これを「口径(こうけい)」と呼びます。適切なサイズの配管を選ばないと、ガスの供給圧力が不足し、「給湯器のお湯がぬるい」「コンロの火力が弱い」といったトラブルの原因になります。特にアパート全体のリフォームやガス機器の増設を行う際は、既存の配管サイズで容量が足りるかどうかの確認が不可欠です。
・白ガス管と黒ガス管の違い
SGP管(配管用炭素鋼鋼管)には、大きく分けて「白ガス管」と「黒ガス管」の2種類があります。白ガス管は、鉄管の内側と外側に亜鉛めっきを施したもので、錆に強く、主に一般家庭のガス配管や水道配管として広く使われています。一方、黒ガス管はめっき処理がされていない黒っぽい色の管で、耐食性は劣りますが、溶接がしやすいという特徴があります。
・口径と外径の一覧チェック
ガス管のサイズを表す際、「A呼称(ミリ系)」と「B呼称(インチ系)」という2つの呼び方が混在しており、混乱しやすいポイントです。例えば、一般家庭でよく使われる「20A」というサイズは、インチで言うと「3/4B(ヨンブ)」と呼ばれます。重要なのは、呼び径(20Aなど)と実際の外径(mm)は一致しないという点です。20Aのガス管の外径は約27.2mmあります。
・既存管の口径を調べるコツ
リフォーム現場などで、既に設置されている古いガス管のサイズを知りたい場合、管の表面に印字されている記号やJISマークを確認するのが確実です。しかし、経年劣化や塗装で文字が読めないことも多々あります。その場合は、ノギスなどを使って管の「外径」を測り、規格表と照らし合わせる方法が有効です。例えば、外径が約21.7mmなら「15A(1/2B)」、約34.0mmなら「25A(1インチ)」と判断できます。
■継手の種類と安全な接続法

ガス管同士を繋いだり、方向を変えたりするための部品を「継手(つぎて)」と呼びます。配管工事において最もガス漏れのリスクが高いのがこの接続部分であり、確実な施工が求められます。管の材質やサイズ、流れるガスの圧力によって接続方法は大きく異なり、それぞれに専門的な技術が必要です。ここでは代表的な接続方法と、部材選びの注意点について解説します。
・ねじ込みと溶接の使い分け
アパートや一般住宅で使われる小口径のガス管(主に白ガス管)では、「ねじ接合」が一般的です。管の端にネジ山を刻み、「シールテープ」や液体の「シール剤」を塗布して継手にねじ込むことで気密性を保ちます。施工性が良く、部分的な交換もしやすいのが特徴です。一方、マンションのメイン管などの太い配管や、絶対に漏れが許されない場所では「溶接接合」が行われます。金属同士を溶かして一体化させるため、極めて高い強度と耐震性を誇りますが、施工には高度な溶接資格が必要です。
・都市ガスとプロパンの部材差
「ガス管ならどれも同じ」と思われがちですが、都市ガス(天然ガス)とプロパンガス(LPG)では、ガスの成分や供給圧力が異なります。そのため、ガス栓や接続ホース、継手内部のゴムパッキンなどには、それぞれのガス種専用の部材が存在する場合があります。誤って適合しない部材(例えばプロパン用設備に都市ガス用部材など)を使用すると、ガスの成分によってゴムが化学変化を起こして劣化したり、微妙なサイズ違いからガス漏れが発生したりする危険性があります。
■DIYは危険!必ずプロへ依頼
最近はホームセンターやネット通販で様々な配管部材が手に入るため、「自分で修理や増設をしてコストを浮かせたい」と考えるオーナー様もいらっしゃるかもしれません。しかし、可燃物を扱うガス設備の工事は、ほんの少しのミスが爆発事故や一酸化炭素中毒といった命に関わる重大事故に直結します。そのため、法律によって厳しく規制されており、一般の方が安易に手を出すことは大変危険であり、決して推奨されません。
・ホームセンター部材の注意点
ホームセンターの売り場では、水道用の継手とガス用の継手が近くに陳列されていることがよくあります。サイズや形状が似ていても、水道用の部材(特にパッキン類や塩ビ管など)をガス配管に流用することは絶対にできません。ガスにはガス専用の気密性や耐腐食性の規格(JIS規格など)があり、それ満たしていない部材を使うとガス漏れの原因になります。また、ネット通販で見かける安価な海外製部材の中には、日本の安全基準を満たしていない粗悪品も存在します。
・資格必須の工事範囲を解説
ガス工事は、「液化石油ガス設備士」や「ガス消費機器設置工事監督者」などの国家資格を持った者でなければ行ってはいけないと法律(液石法・ガス事業法など)で定められています。具体的には、ガス栓の増設・交換、配管の切断・接続、給湯器の設置などが該当します。もし無資格者がDIYで工事を行い、事故が発生した場合、火災保険が適用されないばかりか、施工者や物件オーナーが法的責任(罰則)を問われる可能性もあります。
■ガス配管工事は國分住設へお問い合わせください!

神奈川県厚木市を拠点とする國分住設株式会社は、地域のお客様に寄り添い、迅速かつ丁寧な施工をお届けする設備工事のプロフェッショナルです。
ガス管の種類選びや、見えない場所の腐食リスク。これらを正しく判断し、建物の安全を守るには専門的な知識が不可欠です。特にアパートやマンションのオーナー様にとって、老朽化した「白ガス管」のリスクは見過ごせません。
私たちは、大手管理会社を通さない「直接発注(分離発注)」スタイルだからこそ、中間マージンをカットした適正価格での施工が可能です。ガス工事はもちろん、エアコン工事や給湯器交換までワンストップで対応できるため、複数の業者を手配する手間も省け、工期の短縮にもつながります。
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